「歪」
ただ生きるだけでどれ程傷付き痛みを抱えようとも
只是活着便受了多少的傷 儘管嘗試承受痛楚
朱い情は枯れた 溢れ吹き出すは手垢に塗れた人間色
朱紅的感情枯萎 噴溢的是佈滿髒污的為人*
彼岸 此岸
彼岸 此岸
彼方 此方
彼方 此方
べたりべたり
力竭癱坐*
伸びては撫で回して愛でたつもり…腕の群れ
伸出的是本應撫揉欣賞的……手群
畝る舌を絡ませて津液で湿らせたとて
糾纏上逶迤的舌 被津液沾濕
そこに爪を立てて掻き乱す
抓着那處攪亂
所詮は振り
不過是佯裝
剥き出しの激情はただ指が触れただけで叫び散らす程に痛く
展露的激情 僅僅是手指的觸碰便痛得大叫大嚷
然れど尚、弄られて嗚咽混じりの涙を垂らして 取り繕う歪
然而仍舊、被玩弄 流下摻雜着嗚咽的淚水 掩飾扭曲
生の有様
生的光景
死に至る程に獅噛み付いていた 頗る不味い
如獅齧般緊捉不放至將死 非常難看*
継ぎ接ぎだらけの隙間から漏れる私
在充滿補丁的空隙中透出的我
生は侭の形が見えぬ程 酷く醜い
生命甚至已無法看見原樣 極度醜惡
枷の糸を切れば形成さぬ私
若把枷鎖的線切斷 不成形的我
剥き出しの執着はただ幼心の想が見た儚さ 人間の夢
展露的執着 僅僅是看見童心之想的虛幻 人的夢境
然れど尚、晒け出して嘲笑に嬲られて身悶える 取り繕う歪
然而仍舊、暴露 被嘲笑折磨至痛苦掙扎 掩飾扭曲
死の有様
死的狀況
剥き出しの命はもう風穴だらけ 痛みを叫べど声に成らず
被揭露的生命 已是佈滿破洞 縱使痛呼着亦不成聲
然れど尚、泣き濡らして己が命の意味を求めては静寂の中痛む
然而仍舊、泣下沾襟 你尋求着生命的意義 在寂靜中發痛
無の有様
無的樣子
歪は何時しか有りの侭の私に成り代わって
扭曲 終有一天會變為真實的自己
歪はその綻びも愛し 私を殺す
扭曲 連那破綻也愛着 把我殺死
*註解:
人間色:「人間」指「人類」或「人的品格」,推測「色」其實沒有具體意義
べたり:指「黏上」或「精疲力竭地坐下」,此處重疊的作用推測為強調
獅噛み付いた:「しがみつく」,「獅噛み」為假借字;另有主打歌「獅噛ミ桜」
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