「誰彼刻」(黃昏之時)
「あの子が欲しや、その子はいらぬ」
「我想要那孩子,我不要那孩子」
花は一匁勝てど負けども 通りゃんせ
花賣一匁 不論輸贏皆通過吧*
行きはよいよい帰りはこわく
去程容易歸程怕*
足踏み入れし細道 心許無し啼く啼く鴉
踏進小徑 烏鴉因不安而鳴叫不止
「後ろの正面…だあれ?」
「正後方……是誰?」*
ぐぅるぐるぅぐらぁり 輪廻るマ輪ル六道へ
踏入團團輪轉 輪迴不止的六道
囲めや屈め 夜明けの晩に
在將明之夜 圍起來弓起身吧*
誰そ彼の彼は誰 眩み惑い目瞬き
黃昏的他是誰 因暈眩而迷惑眨眼
暮れ六つの朱染め 手と手と手と手とで…
酉正時染作朱色 手與手與手與手地……
壱 弐 参 肆 伍
壹 貳 參 肆 伍
陸 漆 捌 玖 拾
陸 漆 捌 玖 拾
壱弐ノ惨拍子
壹貳的慘拍子*
「そなたはいらぬ、その子は欲しや」
「我不要你,我想要那孩子」
花が一匁勝てど負けども 底抜け
花賣一匁 不論輸贏皆掉底
なべなべそこぬけの底無きは
就算鍋子鍋子 掉底的無底洞*
わらわら蛆掻き毟り 帰り路を御忘れ泣く泣くとも
抓撓蛆群 因忘記歸途而哭着
「煮えたか如何だか…まだ?」
「煮好了嗎……還沒好?」*
ぐぅつぐつぅぐらぁり 泡立ち煮え立てば
若咕嚕咕嚕地翻騰 起泡煮熟的話
髄まで喰らう 鬼さん此方
連骨髓亦吃乾抹淨 鬼先生請來這邊*
夕闇交じ入るは 彼岸と此岸の境
夜色徹底融入 彼岸與此岸的交界
「おいでませ、ごゆるりと」 手と手と手と手とで…
「歡迎光臨,請隨便看」 手與手與手與手地……
誰そ彼の彼は誰 眩み惑い目瞬き
黃昏的他是誰 因暈眩而迷惑眨眼
暮れ六つの朱染め 暮々は禍々し逢魔刻
酉正時染作朱色 日暮為不祥的逢魔之時
*註解:
誰彼刻:指黃昏,「誰そ彼」之轉寫由來為「黃昏時難以辨別遠方人影」
「あの子が欲しや~花は一匁勝てど負けども:出自童謠「花一匁」,請參照本文章(巴哈姆特)part 1,童謠歌詞解說見「花一匁」歌詞翻譯底部
通りゃんせ 行きはよいよい帰りはこわく:出自童謠「通りゃんせ (通過吧)」
壱弐ノ惨拍子:「惨」日語讀音同「三(參)」
「後ろの正面…だあれ?」:出自童謠「かごめかごめ (籠中鳥)」,後文的「囲めや屈め 夜明けの晩に(原為「かごめかごめ」)」出自同一首童謠
底抜け なべなべそこぬけ:出自童謠「なべなべそこぬけ(鍋子鍋子掉底了)」
「煮えたか如何だか…まだ?」:出自童謠「あぶくたった(起泡了)」,後文的「泡立ち煮え立てば」出自同一首童謠
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