「鴉」
這いずり回る餌に滴る津液の雨
唾液之雨滴落四處匍匐之餌
救われていると信じ、救われていると気付かない
堅信自己正在被拯救,絲毫不覺自己正在被拯救
笑え笑えや ケタケタ…カラカラ…
盡情歡笑吧 嘻嘻……咯咯……
騒げ騒げや 嘆かわしい…
盡情狂歡吧 真可嘆……
ほろりほろりに口元が緩む
輕輕地露出笑容
「人の不幸は蜜の味」
「他人的不幸甜如蜜」
晩に落ちていった人の心一滴
人心的一滴在夜裏落下*
苦し紛れの自制の裏側に染み渡る
滲透至迫不得已的自制背後
嘘に魅入られた喉は吐き出す全てを濁し
被謊言纏綿的喉嚨吐出並污濁一切
忌み嫌われる姿は現の欲の如し
被忌諱討厭的樣子如同現實的欲望
隠した翼を広げ偽りの衣裾を剥いだ
展開隱藏的翅膀、扯下偽裝的衣擺
恍惚に酔う姿は現の誠と為る
沉醉在恍惚的樣子成為現實的真實
*註解:
晩:讀「あかつき」,即「拂曉」、「黎明」
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